新たなスマホに乗り換えたとき、手間がかかる各種設定。面倒だからといって、初期設定のままで使い続けている人も多いのではないでしょうか。
しかし、位置情報や認証ロックなど、スマホを自分流に設定してこそ、安全・快適に使えるもの。セキュリティから便利な設定まで、いくつかのポイントをご紹介しましょう。
Android端末ではGPSを使って、スマホを持っているあなたの居場所を正確に割り出すことができます。
この機能の一番わかりやすい例は、経路案内でしょう。
マップ上に自分の位置を表示して、目的地までの経路をガイドしてくれる…。その便利さに、誰もが一度は驚いたことがあることでしょう。
しかし、こうした便利さの反面、実はデメリットも発生します。
位置情報をONにすることのメリットとデメリットとは、どのようなものなのか。まずはそこを整理してみましょう。
・目的地までの経路や途上の状況がわかる
・家族の居場所を確認できる
・スマホをなくしたとき、どこにあるのかを確認できる
・撮影した写真の場所を、後から確認・管理できる
・位置情報を使ったゲームを楽しめる
通勤電車の遅延情報や道路渋滞の情報が、リアルタイムでわかるのは便利ですよね。
大きなショッピングモールや野外イベントに家族で出掛けたとき、誰がどこにいるかわかれば、個別行動でも安心です。
撮影した写真に位置情報を記録しておくことで管理がしやすく、アプリを使って「撮影場所ごとに分類する」ということもできます。
また、「ポケモンGO」に代表される、いわゆる位置ゲームをプレイするには、位置情報は欠かせません。
・写真に記録された位置情報から「いつどこにいたのか」が推測されやすい
・SNSに投稿したメッセージや画像に位置情報が記録されていると、現在地を推測する手掛かりになる
・ゲーム内での履歴に位置情報が残っていると、その行動範囲から生活圏を推測されるおそれがある
メリットとデメリットを理解した上で、位置情報の設定を行いましょう。
❶ まずは「設定」を開いて、「セキュリティと現在地情報」をタッチします。
❷ 画面下のほうにある「位置情報」をタッチします。
❸ 一番上のスイッチで、位置情報のON・OFFを切り替えます。
また、「アプリレベルの権限」をタッチすると、アプリの一覧が現れます。
❹ この画面では、位置情報の使用の許可・不許可を、アプリごとに設定することができます。
スマホの認証ロックは、自宅の鍵のようなもの。
設定しておけば、たとえスマホをどこかに置き忘れても、簡単に中をのぞき見することはできなくなります。
新しいスマホを買ったら、すぐに設定しておきましょう。
認証ロックの設定画面は、セキュリティの面でもぜひ設定しておきましょう。
その設定方法は、おもに下記のようなものがあります。
・スワイプまたはタッチ:ロック画面を上にスワイプまたはタッチするだけで解除されます。これは、セキュリティの意味をなしません。
・パターン:9個のドットを結ぶ線を記録し、それをなぞることで解除するというものです。
・ロックNo.:4桁から16桁までの数字を入力して解除する方法です。
・パスワード:4桁から16桁までの英数字を入力して解除する方法です。
❶ いずれも始めは、「設定」を開いて「セキュリティと現在地情報」をタッチ。
❷ 「セキュリティと現在地情報」のメニューから、「画面ロック」をタッチ。
❸ すると、4種類の画面ロック解除方法が表示されます。
毎日使うSNSアプリは、すぐに使える状態にしておかないと不便なもの。
とはいえ、古いスマホから新しいスマホへの移行は、アカウントを引き継ぐだけです。
Wi-Fi環境のある場所でアプリをインストールして立ち上げたら、自分のアカウントまたは登録してあるメールアドレスとパスワードを入力すればOK。
これまでの履歴はクラウド上に保存されていますので、すぐに使い始めることができます。
ただし、iPhoneからAndroid、あるいはその逆の機種変更の場合、トーク履歴や購入したLINEコイン、チャージ済みのLINE Outクレジットの引き継ぎができません。
そのため、トーク履歴はテキストで保存しておき、コインやクレジットは消化してから機種変更すると良いでしょう。
※トーク履歴の引き継ぎは、Android同士の機種変更の場合、事前にアプリ上でバックアップが必要です。
詳しくは、AQUOS公式サイト「スマホ・ケータイの機種変更まるわかりガイド」をご確認ください。
Google アカウントを持っているなら、「Google フォト」「Google ドライブ」がおすすめ。
Google フォトは容量無制限で動画も写真も保存することができ、バックアップ機能を設定しておけば、Wi-Fi環境のあるところで自動バックアップを行ってくれます。
家族や友達と共有することもできるので、使い勝手は抜群!
また、Google ドライブは、1アカウントあたり15GBの割り当てがあるので、容量の大きな音楽データを保存したり、普段はあまり使わないデータをフォルダ分けして収めたりするなど、データの保管場所として活用できますよ。
ビジネスシーンでは「Dropbox」もよく使われています。
無料版では2GBと容量は小さいものの、有料版では1TBもの大容量を使うことができます。
情報収集アプリは、ニュース速報からスマホを便利に使う記事など、さまざまな情報が届けられるので、インストールしておくと便利です。
また、アプリによっては、スマホの着信音や壁紙などの素材も豊富に用意されています。
季節の変わり目にスマホの模様替えをすると、気分もリフレッシュできるのではないでしょうか。
便利な情報収集アプリとして、シャープが提供する情報アプリ「SHSHOW」をご紹介しましょう。
SHSHOWでは、「SNSで映える写真の撮り方・加工のしかた」や「LINE通話を快適にする方法」「Google アプリの活用術」など、すぐに使える情報が満載!
また、壁紙やスタンプ、サウンドなどの素材をダウンロードすることができます。しかも、そのほとんどが無料となっています。
SHSHOWで、オリジナリティあふれる「あなただけのスマホ」が簡単に出来上がります。
着信音はプリセットのものでも良いのですが、オリジナリティの高いもののほうが、人混みで「誰の携帯が鳴ってるの?」と慌てずに済みます。
キータッチやメールなどの通知音は必要なものだけにしぼっておくと、頻繁に鳴る通知音にわずらわされません。
1. 「設定」>「音」の順番にタッチ。
2. 「詳細設定」から、着信音や通知音、タッチ操作音など、各種の音設定ができます。
スマホが行方不明になってしまった…。そんなときに便利なのが、Googleの「端末を探す」サービスです。
「端末を探す」から自分のスマホがどこにあるのか、おおよその位置を確認することができます。
その際、Android端末が以下の条件を満たしている必要があります。
・電源が入っている
・Google アカウントにログインしている
・モバイルデータ ネットワークまたはWi-Fiに接続している
・Google Playでの表示がONになっている
・位置情報がONになっている
・「端末を探す」がONになっている
なお、「端末を探す」のON・OFFは、Android端末にGoogle アカウントでログインすると、デフォルトでONになります。
「設定」を開いて「セキュリティと現在地情報」をタッチすると「端末を探す」の設定を変更可能です。
音楽や動画など、サイズの大きなデータをやりとりしていると、データ通信量をどんどん消費してしまいます。
そこを節約するには、まず「設定」の「ネットワークとインターネット」を開き、「Wi-Fi」をONに、そして「機内モード」をONに設定。
こうしておくと、Wi-Fi環境でのみデータ通信ができるようになります。
スマホの各種設定はなかなか面倒なものです。
デフォルトのままで困ることはないかもしれませんが、それは言ってみれば「服に体を合わせる」ようなもので、ストレスの原因にもなります。
スマホはあなただけが使う、パーソナルデバイス。あなた自身が一番使いやすく、快適な状態に設定しておきましょう。
※この記事は、SH-03K(Android 8.0)を利用し、2019年2月時点での機能やサービスの動作の確認をした内容に基づき制作いたしました。