スマホのデータをまとめて移そう

新しいスマホに機種変更する前に」でも説明しましたが、同じAndroidスマホ同士であっても、利用しているサービスやアプリによって、データの移し方は異なります。

ここでは、必ずやっておきたいデータの移行方法をデータの種類別に紹介します。

Googleサービスのデータを新しいスマホに移そう

GmailやGoogleカレンダーなど、Google関連アプリのデータは、同じGoogleアカウントを設定することで簡単に新しいスマホにデータを移すことができます。

このしくみを「同期」といいます。
この機能を利用するには、事前に同期したいサービスを設定しておく必要があります。

① Googleアカウントの同期設定を行う

元のスマホのアプリの一覧画面から「設定」→「アカウント」をタップして開き、アカウント画面の「Google」をタップします(画面上)。

Googleアカウントの一覧が表示された場合は、目的のアカウントをタップします。

同期対象のサービス一覧が表示されるので、同期したいサービスをタップしてオンにします(画面下)。これで設定は完了です。

なお、ここに表示されるサービスは、Androidのバージョンによって異なります。

Googleアカウントの同期設定を行う
▲ 元のスマホ

②新しいスマホで移行データを確認する

元のスマホの設定が完了したので、新しいスマホで確認してみましょう。

初期設定で元のスマホと同じGoogleアカウントの設定が済んでいれば、データはすぐに確認できます。

たとえば、カレンダーを起動すると、元のスマホのカレンダーで記入した予定が確認できます。

新しいスマホで移行データを確認する
▲ 新しいスマホ

「Googleバックアップ」を使う

Android6以降から、「設定」→「バックアップとリセット」の設定を有効にすると、1アプリにつき25MBという条件付きですが、インストールしたアプリやアプリデータ、通話履歴、スマホの設定などのバックアップが可能になりました。

Googleドライブに自動的にバックアップされ、新しいスマホにアプリを再インストールするときにアプリデータも自動的に復元されます(画面例はAndroid6.0のSH-04H)。

この設定項目はAndroid4から用意されていますが、この機能でバックアップできるアプリデータはスマホによって異なり、バックアップできない場合もあるので、注意が必要です。
ほかのバックアップサービスと併用するようにしましょう。

また、バックアップしたデータは2週間使用しないでいると、2カ月で削除されます。

「Googleバックアップ」を使う

通信事業者が提供するバックアップサービスを使おう

通信事業者のサービスは、解約しない限り継続して利用できます。

機種変更で通信事業者を変更しない場合は、通信事業者が提供するバックアップサービスが便利です。

機種変更しなくても、なんらかのトラブルでスマホが故障したり壊れてしまったときに、電話帳やメールなど大事なデータを簡単に復元することもできます。

代表的な通信事業者のサービスには次のようなものがあり、専用のアプリも用意されているので簡単に使うことができます。

なお、スマホの種類によって利用できるサービスが異なります。
詳細は、各通信事業者の公式サイトで確認してください。

▼ キャリアアカウントのバックアップサービスの例
キャリア サービス名 おもなサービスの内容
ドコモ ドコモクラウド 電話帳、メール、スケジュール&メモ、データ保管BOX、写真などをドコモのサーバーにバックアップ(5GBまで無料)
ドコモデータコピー 電話帳、+メッセージ、メール、写真や動画、音楽、通話履歴などのデータをmicroSDカードにバックアップ ※1。
電話帳やSMS(+メッセージ)など一部のデータは2台のスマホ間で直接、データを移すことも可能
ソフトバンク あんしんバックアップ 電話帳、S!メール、カレンダー、発着信履歴、写真、音楽、動画などをソフトバンクのサーバーやSDカードにバックアップ(5GBまで無料)
au データお預かり アドレス帳や発着信履歴、メール、+メッセージ、写真、動画、音楽、カレンダー、ブックマーク、ユーザー辞書、設定などをauのサーバー(クラウド)やSDカードにバックアップ(1GBまで無料)
※1 バックアップできるメールは、ドコモメール(ローカル)/spモードメールのみ

「ドコモクラウド」(ドコモ)

スマホ内データをドコモのサーバー(クラウド)にバックアップできるサービスです。

スマホの「ドコモクラウド」フォルダーの「ドコモ設定」→「ドコモクラウド」をタップすると、バックアップしたいデータの同期・非同期を選択できます。

なお、+メッセージや通話履歴などは対象外なので、これらのデータのバックアップが必要なときは、「ドコモデータコピー」を利用しましょう(コラム参照)。

「ドコモクラウド」フォルダー(左)とドコモクラウドの設定画面(右)
▲ 「ドコモクラウド」フォルダー(左)とドコモクラウドの設定画面(右)

SDカードへのバックアップは「ドコモデータコピー」を使う

ドコモのスマホにプリインストールされているバックアップアプリです

。「ドコモクラウド」でバックアップされないデータを保存したいときにも利用できます。

ドコモのスマホを機種変更する場合にデータを移せる「データ移行」とデータの種類ごとにバックアップや復元ができる「バックアップ&復元」の2つの機能があります。

なお、バックアップアプリが「ドコモバックアップ」になっている場合は、これをアップデートすることで「ドコモデータコピー」を利用できるようになります。

「ドコモデータコピー」の起動画面(左)とバックアップ設定画面(右)
▲ 「ドコモデータコピー」の起動画面(左)とバックアップ設定画面(右)

「あんしんバックアップ」(ソフトバンク)

ソフトバンクのスマホにプリンストールされているバックアップアプリです。

microSDカードやスマホ本体に必要なデータをバックアップすることができます。

3Gケータイの電話帳もあらかじめサーバーに保存しておけば、このアプリでスマホに移すことができます。

「あんしんバックアップ」の起動画面(左)とバックアップの選択画面(右)
▲ 「あんしんバックアップ」の起動画面(左)とバックアップの選択画面(右)

「データお預かり」(au)

auのスマホにプリインストールされているバックアップアプリです。

auのスマホ同士の機種変更で利用できるデータ移行メニューも用意されています。

「データお預かり」の起動画面(左)とバックアップの設定画面(右)
▲ 「データお預かり」の起動画面(左)とバックアップの設定画面(右)

スマホメーカーの移行ツールを使おう

スマホのメーカーも、データの移行ツールを用意しているところもあります。

場合によっては、元のスマホも新しいスマホも同じメーカーが条件ということもあります。

機種変更時、メーカー製の移行ツールがあるかを確認してみましょう。

たとえばシャープの場合、2019年5月発表のAQUOS R3から「シャープデータバックアップ」というツールが標準でインストールされており、iPhoneのデータも移すことができます。

インストールされていない機種であってもあとからインストールが可能です。

Wi-Fi Directを利用して、標準バックアップデータ(連絡先、通話履歴、SMS、カレンダー)やメディアデータ(画像、音楽、動画、文書)を新しいスマホに移行できます。

なお、ここで対象になるデータはスマホ本体に保存されたものになります。

microSDカードが利用できる機種でそこにデータを保存している場合は、別途、microSDカードを新しいスマホに挿入する、またはパソコンやクラウド経由で新しいスマホに移すなどの操作が必要になります。

ここでは、AQUOS ZETA SH-04HからAQUOS zero2を例にデータを移してみましょう。

① 新しいスマホで「シャープデータバックアップ」を起動する

新しいスマホの「設定」→「システム」→「詳細設定」→「データ引継」を操作すると、「シャープデータバックアップ」が起動します。

「このスマホは新しいスマホ(移行元)です」をタップし、画面の指示にしたがって古いスマホの種類を指定します。

新しいスマホで「シャープデータバックアップ」を起動する
▲ 新しいスマホ
ワンポイント

アプリ一覧からは起動できない

「シャープデータバックアップ」は、アプリ一覧には表示されません。

2019年5月発表のAQUOS R3以降のスマホの場合は、「設定」から起動してください。

② 元のスマホにアプリをインストール、新しいスマホと接続する

元のスマホにGoogle Playストアから「シャープデータバックアップ」をインストールして起動、画面の指示にしたがって、新しいスマホのQRコードを読み取ります。

元のスマホに「シャープデータバックアップ」をインストールして、新しいスマホのQRコードを読み取る
▲ 元のスマホ

元のスマホで新しいスマホのQRコードを読むと、2台のスマホの接続が行われます。

新しいスマホで移したいデータの種類を選択すると、データの移行が開始されます。

新しいスマホで移したいデータの種類を選択すると、データの移行が開始
▲ 新しいスマホ

③ データの移行が開始される

データの移行が開始され、指定したデータが新しいスマホにコピーされていきます。

なお、データの移行がうまくいかなかった場合は、何度か操作を繰り返してみましょう。

データの移行が開始される
▲ 元のスマホ(左)と新しいスマホ(右)

バックアップ専用アプリを使おう

データの種類ごとに複数のバックアップを行うのが面倒な場合は、バックアップ専用のアプリを利用するという方法もあります。

Google Playストアには実に多くのバックアップ専用アプリが配布されているので、評判を確認してから好みのものを利用すればいいでしょう。

たとえば、画面例の「JSバックアップ」(提供:情報スペース)は、連絡先や通話履歴、カレンダーなどのほか、写真や文書データなどもまとめてバックアップして、新しいスマホに移すことができます(無料)。

もちろん、バックアップしたいデータの選択も可能です。

▼ バックアップ可能なデータ
データの種類 内容
標準バックアップデータ 連絡先、通話履歴、SMS、MMS、カレンダー、ブックマーク、システム設定、ホームショートカット、アラーム、辞書、ミュージックプレイリスト、アプリ一覧
メディアデータ 画像、音楽、動画、文書、ジョルテのデータ

なお、具体的な使い方などについては、公式サイトを参照してください。

JSバックアップ
▲ 元のスマホ

※バックアップ先とバックアップしたいデータを選択したい場合は、「バックアップ」画面で画面右上の歯車アイコンをタップし、設定画面で指定する。

使用していたアプリを再インストールするには

新しいスマホへのアプリの再インストールは、Google Playストアの「マイアプリ&ゲーム」を利用すると便利です。

ここには、インストール済みのアプリと、これまでインストールしたことがあるアプリの一覧が表示されます。

「マイアプリ&ゲーム」の「ライブラリ」をタップし、必要なアプリを選択して再インストールします。

マイアプリ&ゲーム
▲ 新しいスマホ

機種変更が終わったら

機種変更を終えて、新しいスマホでデータの移行を確認したら、元のスマホはリセットして内容を削除しておきましょう。

スマートフォンは個人情報のかたまりなので、そのまま放置しておかないようにしましょう。

リセット機能は、「設定」画面の「バックアップとリセット」や「プライバシーの設定」などに用意されています。

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