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電話帳(アドレス帳)の連絡先を移そう

元のAndroidスマホ(以下、元のスマホ)から新しいAndroidスマホ(以下、新しいスマホ)に電話帳(アドレス帳)の連絡先データを引き継ぎます。

連絡先データの引き継ぎにはさまざまな方法がありますが、ここでは通信事業者やスマホの種類に依存しない、Androidの機能を使った一般的な方法を紹介します。

通信事業者のバックアップサービスやバックアップ専用アプリについては、「新しいスマホに機種変更する前に」や「スマホのデータをまとめて移そう」を参照してください。

2種類の連絡先データを確認しよう

スマホでは、「Google連絡先」と「本体連絡先」の2種類の連絡先データを利用できます。

連絡先データの保存先や引き継ぎ方法は表のようになります。

▼ 連絡先データの保存先と引き継ぎ方法
連絡先データの種類 保存先 引き継ぎ方法
Google連絡先 Googleのサーバーに保存 同じGoogleアカウントで同期
本体連絡先 ※ スマホ本体に保存 別途、バックアップ
※ドコモの場合、本体に保存される連絡先データには「本体」ではなく「docomo」または「d」と表示されますが、スマホ内に保存されています。

スマホで直接、連絡先を登録すると、通常は「本体連絡先」としてスマホ内に保存されます(登録時に「本体」と「Google連絡先」を選択できる場合もあります)。

「Google連絡先」は、Googleアカウントに紐付けされた連絡先データです。

この2種類の連絡先データは別々に移します。
あらかじめ、ご自身が登録している連絡先データの種類を確認しておきましょう。

「Google連絡先」と「本体連絡先」の両方を利用している場合は、移し忘れのないように注意してください。

「連絡先データ」の種類を確認する

連絡先データの種類は、目的の連絡先データの編集画面を開くと確認できます(機種によって異なります)。

画面例上の「G」アイコンは「Google連絡先」のデータです。
Googleのアイコンと、紐付けされたGoogleアカウントが表示されています。

画面例下の「d」アイコンは、スマホ本体に保存された「本体連絡先」になります。
ソフトバンクやauのスマホの場合は、「本体」「電話」と表示されるものもあります。

 「連絡先データ」の種類を確認する
▲ 元のスマホ

連絡先データの種類が確認できたので、新しいスマホにデータを移しましょう。

まず最初に、「Google連絡先」の引き継ぎ方法を説明します。

「本体連絡先」については「「本体連絡先」を新しいスマホに移そう」を参照してください。

「Google連絡先」を新しいスマホに移そう

「Google連絡先」のデータを新しいスマホに移します。

「Google連絡先」は、スマホに登録しているGoogleアカウントに紐付けされているので、新しいスマホに同じGoogleアカウントを登録するだけで連絡先データを移すことができます。

① 同期の設定画面を開く

元のスマホのアプリの一覧画面から「設定」→「アカウント」をタップして「Google」をタップします。

ここでGoogleアカウントの一覧が表示された場合は、目的のアカウントをタップしてください。

同期の設定画面を開く
▲ 元のスマホ

② 同期の設定を確認する

選択したGoogleアカウントの同期の設定画面が表示されます。

ここで「連絡先」がオンまたはチェックが入っていることを確認します。

同期の設定を確認する
▲ 元のスマホ

③ 新しいスマホにGoogle連絡先を読み込む

元のスマホで同期の設定が確認できたので、あとは新しいスマホで同じGoogleアカウントを登録するだけです。

Androidの初期設定では、Googleアカウントを設定すると自動的に「Google連絡先」が同期する設定になっています。

電話帳アプリを開くと、画面のように「Google連絡先」が表示されます。

新しいスマホにGoogle連絡先を読み込む
▲ 新しいスマホ

ここれで「Google連絡先」データが移行できました。

同期した連絡先データはスマホ内にも保存されているので、オフラインでも利用できます。

次に、「本体連絡先」の引き継ぎ方法を説明します。

「本体連絡先」を新しいスマホに移行そう

「本体連絡先」データを新しいスマホに移すには、次の3つの方法があります。

  • ① 電話帳アプリのエクスポート、インポート機能を利用する
  • ② バックアップ専用アプリを利用する
  • ③ 通信事業者のバックアップサービスを使う

機種変更で通信事業者を変えない場合は、通信事業者が提供するバックアップサービスが便利です。

また、バックアップ専用アプリを利用する方法もあります。
詳細は、「新しいスマホに機種変更する前に」と「スマホのデータをまとめて移そう」を参照してください。

ここでは、もっともスタンダードな①の電話帳アプリの機能を使って連絡先データを移す方法を紹介します。

なお、連絡先データの保存先は、microSDカードがあるスマホの場合はmicroSDカード、AQUOS zero2などmicroSDカードがないスマホは本体メモリーになります。

① 元のスマホ内の連絡先データのバックアップをとる

元のスマホに保存されている連絡先データのバックアップをとります。

電話帳アプリでメニューを開き、「SDカード/SIMカード/共有」を選びます。

次のメニューで「SDカードへのバックアップ/復元」をタップします。

なお、microSDカードが未挿入の場合は、クラウドやメールなどに添付で共有することもできます(コラム参照)。

元のスマホ内の連絡先データのバックアップをとる
▲ 元のスマホ

電話帳をクラウドやメールなどで共有するには

microSDカードを使用していない場合は、上記画面のメニューから「全件データ送信(共有)」をタップします。

共有先が表示されるので、目的のサービスなどを選びましょう。

なお、「Google連絡先」も利用している場合、ここで保存される連絡先データには、「本体連絡先」に加えて「Google連絡先」もまとめられます。

新しいスマホに復元すると「Google連絡先」と連絡先データがだぶるので、あとで整理する必要があることを覚えておきましょう。

共有先の選択
▲ 共有先の選択

② microSDカードに保存する

バックアップアプリが起動するので「バックアップ」をタップ、「電話帳」をタップしてチェックを入れて「バックアップ開始」をタップします。

これで連絡先データがmicroSDカードに保存されます。なお、ここでバックアップされるのは、「本体連絡先」のみです。

microSDカードに保存する
▲ 元のスマホ

③ パソコン経由で連絡先データをコピーする

パソコン経由で連絡先データを新しいスマホにコピーします。

元のスマホと新しいスマホの2台をUSBケーブルでパソコンに接続します。

なお、ここでの元のスマホAQUOS ZETA SH-04Hの場合、連絡先データはSDカード内の以下に保存されています。
¥SH-04H¥microSD¥SD_PIM

連絡先データが確認できたら、新しいスマホのmicroSDカードまたは本体メモリーにコピーしましょう。
ここではAQUOS zero2の本体メモリーにコピーしました。

コピーが完了したら、2台のスマホをパソコンから外しておきます。

なお、スマホからスマホへは直接コピーできないので、一度パソコンにコピーしてから操作してください。

パソコン経由で連絡先データをコピーする
ワンポイント

microSDカードを入れ替えてもOK

新しいスマホでmicroSDカードが使える場合は、元のスマホからmicroSDカードを抜いて、新しいスマホに挿入し、連絡先データを読み込むことも可能です。

microSDカードの場所はスマホによって異なるので、取り扱い説明書などで確認してください。

なお、microSDカードの挿入は、必ずスマホの電源を切ってから行ってください。

また、新しいスマホでmicroSDカードが使えなくて、さらにパソコンもない場合は、コラム「電話帳をクラウドやメールなどで共有するには」を参照して、クラウドなどに保存しましょう。

④ 新しいスマホで連絡先データを開く

準備ができたら、新しいスマホに連絡先データを読み込みます。

電話帳アプリを起動してメニューを表示し、「設定」→「インポート」をタップします。

電話帳アプリを起動してメニューを表示し、「設定」→「インポート」をタップ
▲ 新しいスマホ

「連絡先のインポート元」が表示されたら「.vcfファイル」をタップします。

「インポートした連絡先の保存先」が表示されたら、連絡先データの保存先を指定します。

今回は本体メモリーのルートに直接保存したので、「docomo」をタップします。

「.vcfファイル」をタップし、連絡先データの保存先を指定
▲ 新しいスマホ

AQUOS zero2内のファイルが表示されるので、ここで連絡先データをタップします。

これで連絡先が読み込まれます。

連絡先データをタップ
▲ 新しいスマホ
ワンポイント

連絡先が文字化けしたときには

スマホに読み込んだ連絡先が文字化けで読めないことがあります。

これは文字コードの種類を変更することで解決できます。

SHIFT-JISで文字化けする場合には、UTF-8に、UTF-8で文字化けする場合はSHIFT-JISに変更して取り込みなおしてみましょう。

画面例は、Windows10のメモ帳です。
メモ帳で連絡先データを開き、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。

表示された画面の「文字コード」の右側をクリックすると、文字コード一覧が表示されます。

「ANSI」はWindowsではSHIFT-JISを指すので、ここでは「UTF-8」を選択しています。

Windows10のメモ帳で連絡先データを開き、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択
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