Androidスマホに機種変更する前に

iPhoneからAndroidスマホに機種変更を予定している場合、事前に準備をしないまま機種変更をすると、iPhoneで使用していたデータをAndroidスマホに移せなくなることがあります。

とくにiOS10.3より推奨されている「2ファクタ認証」により、Apple IDが必要なサービスにはパスワード以外に別途、認証コードが必要になります。
これにより、機種変更後はAppleのサービスにアクセスできなくなる場合もあるので注意が必要です(コラム参照)。

具体的なデータの移行方法については個別に説明しますが、まずは機種変更前に知っておきたいことや確認しておきたいことをまとめます。

なお、ここでは、iPhone 5S(iOS12.1.4)から2018年12月発売のソフトバンク AQUOS zero (Android9)への機種変更を例に説明します。

Androidスマホに移行できないデータ

iPhoneで使用しているデータでAndroidスマホには移せない、移しても利用できない種類のデータがあります。

移行できないデータには、次のようなものがあります。

① SMSやキャリアメールの送受信データ

次のような通信事業者が提供するサービスのデータは、Androidスマホに移すことはできません。

  • ・SMS(ショートメッセージ)
  • ・MMS(マルチメディアメッセージングサービス)
  • ・キャリアメール(ケータイメール)

ただし、キャリアメールについては、インターネット上にバックアップをとっておくことは可能です(「インターネットメールを移そう」を参照)。

② iPhoneアプリのデータ

iPhoneアプリで作ったデータは基本的にAndroidスマホでは使えないと考えたほうがいいでしょう。

同じアプリがAndroidスマホに用意されていても、データの互換性がないというものも多くあります。

ただし、LINEやゲームなどアプリによっては移行できたり、Androidスマホでは使えなくてもバックアップをパソコンに残せたりするものもあるので、事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。

LINEとゲームのデータ移行については「LINEのデータを移そう」「ゲームのデータを移そう」を参照してください。

iPhone内のデータを移す2つの方法

連絡先や写真など、iPhone内のデータをAndroidスマホに移すには、次の2つの方法があります。

  • ① iCloudなどのクラウドサービスを使う
  • ② 通信事業者のデータ移行サービスを利用する

機種変更で通信事業者を変えない場合は、通信授業者が用意しているデータ移行サービスが便利です。

ただし、移せるデータは電話帳の連絡先のみという場合もあるので、ほかのデータは①のクラウドサービスを利用することになります。

通信事業者のデータ移行サービスについてはコラムを参照してください。

なお、iPhone内のデータをAndroidスマホに移すには、インターネット接続が必須です。

iPhoneとAndroidスマホを直接つないでデータを移すことはできないため、インターネット上にあるデータを保管できる場所(これを「クラウドサービス」といいます)にデータを移し、そこからAndroidスマホにダウンロードします。

機種変更のためにiPhoneの契約を解除してしまうと、インターネットに接続できなくなります(ワンポイント参照)。

機種変更前にiPhone内のデータを移しておく必要があります。

iPhone内のデータを外に出す
▲ iPhone内のデータを外に出す
ワンポイント

Wi-Fi環境が利用できる場合

インターネットに接続できるパソコンを持っていたり、別途Wi-Fiなどモバイルのインターネットサービスを契約していたりする場合は、iPhoneを解約したあとでもインターネット接続が可能なので、データの移行を行うことができます。

パソコンが必要になるデータ

データの種類によっては、iPhoneの通信回線以外にインターネットに接続できるパソコンが必要になる場合があります。

次のようなデータは、基本的にインターネット経由でパソコンに保存してからAndroidスマホに移す必要があります。

  • ・音楽データ
  • ・Safariのブックマーク
  • ・iPhoneカレンダーの内容
パソコン経由でデータを移す
▲ パソコン経由でデータを移す

通信事業者のデータ移行サービスを利用する

通信事業者によっては機種変更をスムーズに行えるよう、独自にデータ移行ツールやサービスを用意しているところもあります。

ドコモ、ソフトバンク、au(KKDI)では、次の表のようなサービスを利用できます。

なお、iOSやAndroid OSのバージョンによっては利用できないこともあるので、各サービスの公式サイトで確認しておきましょう。

▼ 通信事業者のバックアップサービスの例
キャリア サービス名 おもなサービスの内容
ドコモ ドコモデータコピー 連絡先、カレンダー、写真、動画のデータをWi-Fi経由で端末間コピーが可能。
iPhoneとAndroidスマホを近づけて、直接データを移す。
なお、Wi-Fiでの接続が必須
ソフトバンク あんしんバックアップ 連絡先(電話帳)のみ移行可能。
iPhoneのソフトバンクのサーバーにバックアップ後、新しいAndroidスマホに復元する。
ソフトバンクのサーバーにアクセスするので、機種変更前にバックアップしておく必要がある
au データお預かり

auバックアップ
連絡先(アドレス帳)、カレンダー、写真、動画、パスワード情報が移行可能。
「データお預かり」サービスでiPhone内の連絡先をauサーバーにバックアップし、新しいAndroidスマホの「auバックアップ」アプリで復元する。
auのサーバーにアクセスするので、機種変更前にバックアップしておく必要がある

データ移行には「Apple ID」が必要

Apple IDとは、Appleが提供するサービスを利用するために必要な固有IDです。

Apple IDをiPhoneに登録しておくと、iTunes Storeで音楽データを購入したり、App Storeでアプリを購入したりできます。

また、Appleのクラウドサービス「iCloud」も無料で利用できるので、iPhoneのデータをiCloudにバックアップすることが可能です。

iPhoneからの機種変更ではApple IDが必要になることもあるので、現在使用しているApple IDやパスワードはあらかじめ確認しておきましょう。

ここでは、Apple IDの確認方法を説明します。

なお、パスワードの確認はできないので、万が一忘れてしまった場合は、リセットして再設定するなどの対応が必要になります(コラム参照)。

① 「iTunesとApp Store」の選択

ホーム画面で「設定」をタップして、さらに「iTunesとApp Store」をタップします。

 「iTunesとApp Store」の選択

② Apple IDの確認

「iTunes StoreとApp Store」画面が表示され、画面の一番上で現在サインインしているApple IDが確認できます。

Apple IDの確認

パスワードを忘れてしまった場合は

Apple IDのパスワードを忘れてしまった場合は、「リセットオプション」画面にアクセスして、パスワードをリセットします。

上記の手順②の画面で表示されているApple IDをタップし、表示されるメニューで「iForgot」をタップします。

Apple IDを入力して「次へ」をタップします。
「リセットオプション」の画面が表示されるので、リセット方法を選択します。
リセットの方法は、メールを受け取るか、Apple ID作成時のセキュリティ質問に答えるかのどちらかを選択できます。

パスワードを忘れてしまった場合は

iCloudにデータを保存する

iPhoneなどのApple製品を使用している場合、Appleが無償で提供しているクラウドサービス「iCloud」を利用できます。

iCloudには、iCloudメールや連絡先など、iPhoneの標準機能のデータを保存できるので、パソコンからいつでも確認することができます。

また、回線契約を解約しても、iPhoneをWi-Fiでインターネットに接続することでiCloudにアクセスすることができます。

また、iCloudをパソコンと同期する設定にしておくと、いちいちブラウザー経由でアクセスしなくても写真や保存したデータをすぐに確認することができます。

パソコンとの同期については「iCloudとパソコンを同期するを参照してください。

① iCloudバックアップの設定

iPhoneでiCloudにバックアップする設定になっているかを確認しましょう。

「設定」→画面上部のApple IDをタップします。
さらに「iCloud」をタップして、画面中央の「iCloudバックアップ」がオンになっていることを確認します。

オフになっている場合は、ボタンをタップしてオンに設定します。

これで、iPhone内に保存された音楽以外の連絡先やメモ、カレンダーなどのデータが自動的にインターネット上のサーバーに保存されます(写真データはWi-Fiが必要)。

iCloudバックアップの設定

② バックアップデータの設定

iCloudバックアップの確認がとれたら、同様に「設定」から画面上部のApple IDをタップして「iCloud」画面で同期したいサービスをオンにしてください。

これでiPhone側の準備は完了です。

バックアップデータの設定

③ パソコンからiCloudにサインイン

次に、パソコンからインターネット経由でiCloudにアクセスします。

パソコンのブラウザーを起動して、「https://www.icloud.com/」にアクセスしてください。

サインインの画面が表示されるので、Apple IDとパスワードを入力して「Enter」キーを押します。

パソコンからiCloudにサインイン

④ iCloudの利用

並んだアイコンをクリックすると、同期によって保存されたデータを閲覧できます。

メールを別のアドレスに転送したり、連絡先やカレンダーのデータをダウンロードしたりすることもできます。

iCloudの利用

Androidスマホに機種変更したあともWi-Fi接続したiPhoneやパソコン経由で利用したり、バックアップを確認したりできるiCloudのおもなサービスには、次の表のようなものがあります。

▼ iCloudと同期できるおもなサービス
サービス名 概要
メール iPhoneでiCloudメールを使っている場合、送受信の内容が保存される。ここから送受信も可能
連絡先 設定で連絡先の「デフォルトアカウント」をiCloudに設定しておくと自動的にiPhoneの連絡先が保存される
カレンダー iPhoneカレンダーと統合され、追加した予定はiCloudカレンダーに保存される
写真 ※ iPhoneで撮影した写真がiCloudに保存される。
ファイルサイズが大きいのでWi-Fi接続でないと利用できない
メモ iPhoneの「iCloud」フォルダーに作成したメモがiCloudに保存される
リマインダー iPhoneで作成したリマインダーがiCloudに保存される
iCloud Drive iWork AppなどiOS9以降で作成したデータはiCloud Driveに同期する設定をしておけば、ブラウザーやパソコンからデータを確認できる
※Wi-Fi接続が必要です。

「2ファクタ認証」とは

2017年3月にリリースのiOS10.3より、Apple IDの認証を二重化する「2ファクタ認証」が推奨されています。
この機能を有効にすると、Appleが提供するサービスにアクセスする場合、Apple IDとパスワード以外に、確認コードが必要になります。
オフにすることも可能ですが、Apple製デバイス以外からAppleのサービス、たとえばiCloudメールなどにアクセスできなくなります。

「2ファクタ認証」の確認コードは、事前に信頼できるデバイスとして登録したiPhoneなどのApple製デバイスまたは、あらかじめ登録した電話番号に通知されるため、iPhoneからAndroidスマホに機種変更し、かつ、ほかにApple製デバイスを持っていない場合、Appleのサービスを利用し続けるのは難しくなります。

したがって、機種変更の前に必要なデータはパソコンなどにバックアップをとる、代替サービスに移行するなどの手続きを忘れないようにしましょう。

なお、「2ファクタ認証」のオン・オフの確認は、「設定」から画面上部のApple IDをタップし、「パスワードとセキュリティ」で行えます。

パスワードとセキュリティ

iCloudとパソコンを同期する

iPhoneは、iCloudを使ってパソコンやiPadなどと同期することができます。

とくにiPhoneで撮った写真や動画、保存したファイルなどは、パソコンと同期しておくといつでもすぐに見ることができるので便利です。

パソコンと同期するには、Macintoshの場合はシステムからサインインを、Windowsの場合は別途、Windows用iCloudをインストールします。

ここでは、Windows用iCloudのインストールを説明します。
Macintoshの場合は、「Mac で iCloud を設定する」を参照してください。

① Windows用iCloudをインストールする

ブラウザーからAppleのサポートページ「Windows 用 iCloud をダウンロードする」にアクセスして、「ダウンロード」をクリック、Windows用iCloudをインストールします。

インストール後、画面の指示に従ってパソコンを再起動します。

Windows用iCloudをインストールする

② Windows用iCloudにアクセスする

パソコンを再起動したら、スタートボタンにiCloudが登録され、ここから必要なデータにすぐにアクセスできます。

なお、写真の場合は、「iCloudフォト」を選択してダウンロードする必要があります。

ダウンロードできない場合は、iCloudの設定を確認してみましょう。

Windows用iCloudにアクセスする

③ iCloudの写真をパソコンにダウンロードする

スタートボタンから「iCloud」をクリックします。

同期の設定画面が表示されるので、「写真」の「オプション」をクリックし、「iCloudフォトライブラリ」にチェックを入れます。

これでiCloudに保存された写真をパソコンにダウンロードし、パソコンの写真をiCloudにアップロードされます。

パソコンの写真をアップロードしたくない場合は「新しい写真およびビデオを自分のPCからアップロード」のチェックを外しておきましょう。

あとは、「終了」をクリック、同期の設定画面に戻ったら「適用」をクリックして閉じます。

iCloudの写真をパソコンにダウンロードする

次に、パソコンの右下のインジケーターでiCloudのアイコンを右クリックします。
メニューが表示されるので、「写真をダウンロード」をクリックします。

ダウンロードしたい年を選択して「ダウンロード」をクリックすると、パソコンに写真がダウンロードされます。

初期状態のダウンロード先は、「PC」→「ピクチャ」→「iCloudフォト」になります。

iCloudの写真をパソコンにダウンロードする
ご注意事項
  • iPhone端末の動作確認は、2013年9月発売のiPhone 5S(iOS12.1.4)を利用しております。
  • Android端末の動作確認は、2018年12月発売のソフトバンクAQUOS zero(Android9)を利用しております。
  • ネットワーク環境は、LTEおよび3G接続を基本に、状況によりWi-Fi接続を使用しております。
  • 端末及び各種アプリやサービスのバージョンアップにより、操作方法や画面内容が異なる場合がございます。
  • 記載されている内容は2019年3月時点で確認した情報です。
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