放射線測定機能を利用時の注意
放射線量測定について
DM013SHに搭載の放射線測定機能は、ご家庭で身のまわりの空間の放射線量(ガンマ線)を簡易に把握する目的のものです。それ以外で使用しないでください。
・食料品や水に含まれる放射性物質の測定はできません。
・放射線測定機能の故障による損害、測定された数値による損害、その他本機能のご使用によりお客様、または第三者が受けられた損害につきましては、シャープ株式会社およびソフトバンク株式会社、ウォルト・ディズニー・
ジャパン株式会社は一切その責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
本体を地面から約1m離して水平に構え、できるだけ静止した状態で測定してください。
■計測器スペック
測定対象 | ガンマ線(Cs-137を基準とする) |
---|---|
測定範囲 | 0.05〜9.99マイクロシーベルト/時 |
誤差(相対標準偏差) | ±20% |
測定時間 | 最長約40分(放射線量率による) |
次の方法で測定できます。
しっかり測定
次の操作で、現在地の放射線量をくわしく測定することができます。
[クイック起動キー](長押し)⇒「しっかり測定開始」
(例)0.06マイクロシーベルト/時の環境の場合
測定時間 | 2分経過 | 継続(4分) | 完了(30分) |
---|---|---|---|
測定値※ | 0.05 | 0.07 | 0.06 |
測定精度 (誤差) |
☆ ±81%以上 |
☆☆☆ ±60%〜±41% |
☆☆☆☆☆ ±20%以内 |
目安範囲※ | 0.00〜0.10 | 0.04〜0.10 | 0.05〜0.07 |
※測定値と目安範囲の単位は「マイクロシーベルト/時」です。
常時測定
リアルタイム(10秒周期で更新)で放射線量の目安を測定します。(お買い上げ時:ON)
放射線量率の測定値とレベルを確認できます。
放射線測定機能の説明は
http://www.sharp.co.jp/products/sb107sh/#!/feature2
を参照ください。
使用時のご注意
- 放射線測定機能は、身のまわりの空間の放射線(ガンマ線)の線量率を簡易に把握するものです。
- 放射線量率は刻々と変化するものであり、再現性に乏しい性質があります。
- 本機能は、測定した数値を保証するものではなく、ビジネス用途には向いていません。
- 高い放射線量率が測定された場合は、放射線測定専用機による測定をおすすめします。
- 電子レンジや蛍光灯、イオン発生装置の近くでは、使用しないでください。 ノイズや電磁波の影響で正しい測定ができないことがあります。
- 測定中、大きな振動や衝撃を与えないでください。正しい測定ができないことがあります。
- 測定中に、急激な振動、急激な線量の変化があると測定を中止することがあります。 この場合は、再度測定してください。
- 他のアプリケーションを同時に動作するなど、放射線測定に影響する使用状態のときは、測定できないことがあります。
- 地面などに直接置いて測定しないでください。付着物により、以後の測定が正しく行われなくなる可能性があります。万一、汚れが付着した場合はすみやかに水で洗い流すなどして、清潔を保ってください。
- 「しっかり測定」の測定精度は、測定時間により異なります。 特に、放射線量が低い環境では、長時間の測定が必要になります。
- 「しっかり測定」では、測定精度を☆の数で示します。(☆の数が多い程誤差が小さい) ☆が5つ表示されるまで測定した場合、誤差は±20%となります。
- 「しっかり測定」の目安範囲は、測定値±誤差の範囲を示したものです。 おおむね、この範囲に入るという目安を示すものであって、必ずこの範囲に入るという意味ではありません。
- 「しっかり測定」は、測定開始から約2分経過すると通知音が鳴り、一時結果が表示されます。 [精度を上げる]をタップすると計測が継続しますので、☆の数を参考に、なるべく長い時間の測定を行ってください。
- 「常時測定」は、常に測定するため本体を動かす状態を含みます。また、振動やノイズなどの影響を受け易く、より多くの誤差を含むため、測定精度の保証はできません。個人の参考値として扱ってください。
- 「常時測定」は、エコ技設定を「お助け」に設定していると、行えません。
- 「常時測定」の測定履歴から、累積放射線量を予測できますが、あくまでも予測値であり、正しい累積放射線量は個人線量計(積算線量計)による測定をおすすめします。
- DM013SHに搭載された放射線測定モジュールは、計量法に基づき校正された標準モジュールを基準として、校正・検査を行っています。(校正誤差±10%以内)
- DM013SHに搭載された放射線測定アプリケーションは、慶應義塾大学の地球環境スキャニングプロジェクトにより監修されています。