WX04SHはAndroidスマートフォンとしてははじめてのPHSによるデータ通信対応機種(最大400KbpsのPHSによるデータ通信に対応)となります。
設定をONにすればPHSによるデータ通信が利用可能です。
従来のスマートフォンでは、主として WiFi 3G/4Gネットワークを使ったインターネット通信をサポートしておりました。
本機種では、上記に加えPHSデータ通信によるインターネット通信をサポートすることで、よりお客様のご利用環境に最適なインターネット環境を選択することが可能となります。
PHSデータ通信を有効/無効化する設定です。
以下の設定を有効にすることで、PHSエリアにおいてPHSデータ通信が可能になります。
設定>その他の設定>ネットワーク設定>モバイルネットワーク>データ通信(PHS)
インターネット通信の優先度は、WiFi > PHSデータ > 3G となります。
なお、3Gのデータ通信設定をOFFにすると、PHSデータもOFFになります。
PHSデータに接続中は、以下の設定を有効化することで、PHSデータを使ったテザリングが可能です。
設定>その他の設定>ネットワーク設定>テザリング
※3Gを使ったテザリングはご利用できません。
アプリケーションでPHSデータ通信上で通信を行いたい場合、特別な判定は不要です。
他のインターネット通信と同様にConnectivityManager のAPIをつかって判定頂くことで通信を行うことが可能です。
まずConnectivityManager#CONNECTIVITY_ACTION インテントを受信可能なBroadcastReceiver を登録します。
PHSデータ通信に繋がると、登録したBroadcastReceiverにConnectivityManager#CONNECTIVITY_ACTIONインテントが通知されますので、ConnectivityManager#getActiveNetworkInfo().isConnected()の戻り値を評価して通信可能かどうか判定してください。
WX04SHの実装では、PHSデータ通信において"ppp0"というネットワークインタフェースを使用しています。
PHSデータの接続すると、"ppp0"というネットワークインタフェースが生成され、このインタフェース上でIPパケットの送受信が行われます。
ネットワークインタフェースの各種情報は"java.net.NetworkInterfaceクラス"で取得可能です。