元のAndroid(アンドロイド)スマホ(以下、元のスマホ)に蓄積されたエモパーの記憶は、各アプリのデータと同様、新しいAndroidスマホ(以下、新しいスマホ)に移すことができます。
複数の引き継ぎ方法があるので、ご自身の環境に合わせて最適なものを選択してください。
なお、ここでは元のスマホにAQUOS R SH-03J(Android 7.1)、新しいスマホにAQUOS sense5G SH-53Aを使って説明します。
機種変更で通信事業者を変える場合は、機種変更前にバックアップ作業を済ませておきましょう。
なお、エモパーの記憶(思い出)を移すには、新旧のスマホの電話番号が同じである必要があります。
電話番号を変更する場合は記憶を引き継ぐことはできません。
元のスマホに蓄積されたエモパーの記憶を新しいスマホに移すには、おもに次の4つの方法があります。
引き継ぎ方法 | 内容 |
---|---|
❶ COCORO IDを登録する | シャープの会員サイトにバックアップを保存して復元 |
❷ Googleバックアップを使う | Googleバックアップで他データとまとめてアックアップして復元 |
❸ Googleドライブを使う | Googleドライブにバックアップして復元 |
❹ SDカードを使う | SDカードにバックアップを保存して復元 |
機種変更のデータ引き継ぎで一番のおすすめは、「❶COCORO IDを使ってバックアップ&復元」です。
定期的に自動でバックアップをとってくれるので安心です。
❷のGoogleバックアップも元のスマホの設定等と合わせてアプリデータをバックアップできるので便利です。
❸のGoogleドライブと❹のSDカードは、機種変更のときよりもアプリを再インストールするときのデータ復元に向いた方法になります。
順を追って説明しましょう。
エモパーを日々の生活で活用されている場合は、エモパーにCOCORO IDを設定しておきましょう。
COCORO IDは、シャープの会員サイト「COCORO MEMBERS」(ココロメンバーズ)にアクセスするためのIDです。
この設定をしておくと、毎日自動的にエモパーの記憶を「COCORO MEMBERS」にバックアップしてくれるで、万が一、スマホが壊れたなどのトラブル時にもすぐに復元が可能です。
元のスマホでエモパーを起動し、歯車アイコンをタップして設定画面を表示します。
「基本設定」の「COCORO ID」をタップし、次の画面で「ログイン/新規登録」をタップします。
ログイン画面が表示されるので、「新規会員登録はこちら」をタップし、新規会員登録画面で必要な項目を入力して登録してください。
登録が終わるとログインされた状態になります。
COCORO IDを登録してログインしたら、再度、エモパーの設定画面を開き、「その他」の「エモパーの記憶」をタップします。
表示された画面で自動バックアップがオンになっていることを確認して、「いますぐバックアップする」をタップします。
記憶の保存の確認メッセージが表示されるので「OK」をタップすると、バックアップが開始されます。
新しいスマホにエモパーの記憶を復元しましょう。
新しいスマホでエモパーを起動し、「引き継ぎはコチラ」をタップします。
次の画面で「引き継ぐ」をタップすると、記憶の選択画面が表示されます。
ここでは「COCORO IDから引き継ぐ」を選択して「次へ」をタップします。
ログイン画面が表示されるので、先に登録したCOCORO IDとパスワードを入力して「規約に同意してログイン」をタップします。
引き継ぎの確認画面が表示されたら「この記憶を引き継ぐ」をタップすると、記憶を保存した電話番号の入力を求められるので入力して「OK」をタップします。
位置情報の設定画面で「完了」をタップすると、新しいスマホに記憶が復元されます。
Androidのスマホに用意されているGoogleバックアップでは、元のスマホのWi-Fiなど各種設定やSMS、着信履歴、使用していたアプリ情報などさまざまな情報をバックアップし、新しいスマホに復元することができます。
Android 6以降からは、アプリで保存したデータもバックアップできるようになりました(ワンポイント参照)。
エモパーの記憶も同様にGoogleバックアップに保存できます。
ただし、新しいスマホのセットアップ時に行うGoogleバックアップの復元作業では、エモパーの記憶は復元できません。
セットアップ後にエモパーを起動してGoogleバックアップから記憶を引き継ぎます。
また、アプリのバックアップ容量は、1アプリあたり25MB以下という制限があり、それを超える場合はバックアップされないので注意が必要です。
元のスマホでGoogleバックアップが有効になっているかを確認します。
AQUOS R SH-03Jの場合は、「設定」→「バックアップとリセット」で確認できます。
この画面で「データのバックアップ」がオフになっている場合は、ここをタップしてオンにしてください。
また、同時にバックアップアカウントを確認し、「自動復元」もオンにしておきましょう。
Googleバックアップについて
Android 6以降では、Googleバックアップをオンにすると一日に1回、自動でバックアップをとりますが、バックアップの時間を指定することはできません。
バックアップは、おおむね夜間に行われるので、エモパーの記憶の引き継ぎをするタイミングに注意しましょう。
たとえば、午後にデータの引き継ぎを行う場合、前の晩のバックアップからの引き継ぎになります。
引き継ぎ直前に設定を変更したりするとその内容は引き継ぎされません。
また、バックアップは電源がオンになっており、Wi-Fi接続や電源接続がされている必要があります。
新しいスマホでセットアップを済ませたら、Google Playストアでエモパーを最新のバージョンに更新してからエモパーを起動します。
「COCORO IDを使ってバックアップ&復元する」の復元と同様、「引き継ぎはコチラ」→「引き継ぐ」をタップします。
記憶の選択画面が表示されるので、「Google自動バックアップから引き継ぐ」を選択して「次へ」をタップします。
あとは画面の指示にしたがって操作すれば、エモパーの記憶が復元されます。
エモパーの記憶を、Googleドライブに保存します。
元のスマホでエモパーを起動し、設定画面で「エモパーの記憶」をタップし、表示される画面で「Googleドライブでバックアップする」をタップします。
記憶の保存の確認画面が表示されるので「OK」をタップしてください。
これでGoogleドライブにエモパーの記憶がバックアップされます。
バックアップ先アカウントを変更したいときは
エモパーの記憶をバックアップするGoogleアカウントを変更したい場合は、「Googleドライブでバックアップする」の右にある歯車アイコンをタップします。
「アカウントを追加」をタップして、使用したいアカウントを設定してください。
新しいスマホでセットアップを済ませたら、Google Playストアでエモパーを最新のバージョンに更新してからエモパーを起動します。
「COCORO IDを使ってバックアップ&復元する」の復元と同様、「引き継ぎはコチラ」→「引き継ぐ」をタップします。
記憶の選択画面が表示されるので、「Googleドライブから引き継ぐ」をタップして選択し、「次へ」をタップします。
Googleドライブへのアクセス許可のメッセージが表示されるので「次へ」をタップします。
引き継ぎの確認画面が表示されるので、記憶の日時を確認して「引き継ぐ」をタップします。
位置情報の設定画面で「完了」をタップすると、エモパーの記憶がGoogleドライブのバックアップから復元されます。
microSDカードを使えるスマホの場合は、エモパーの記憶をmicroSDカードに保存して新しいスマホに復元することができます。
ここでは元のスマホにAQUOS R SH-03J(Android 7.1)、新しいスマホにAQUOS sense5G SH-53Aを使って説明します。
元のスマホでエモパーを起動し、「設定」→「エモパーの記憶」の順でタップします。
表示される画面で「SDカードでバックアップする」をタップします。
確認のメッセージが表示されるので「OK」をタップします。
これでSDカードにバックアップが作成されます。
新しいスマホにエモパーの記憶がバックアップされたmicroSDカードを挿入して電源を入れます。
新しいスマホでセットアップを済ませたら、Google Playストアでエモパーを最新のバージョンに更新してからエモパーを起動します。
「COCORO IDを使ってバックアップ&復元する」の復元と同様、「引き継ぎはコチラ」→「引き継ぐ」をタップします。
記憶の選択画面が表示されるので、「SDカードから引き継ぐ」を選択して「次へ」をタップします。
microSDカードへのアクセス許可が表示されたら「次の画面に進む」をタップします。
microSDカードの内容が表示されるので「SHARP」フォルダが表示されているのを確認したら「このフォルダを使用」をタップします。
あとは画面の指示にしたがって操作すればエモパーの記憶が復元できます。